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こんにちは! hiromiです。

Author:こんにちは! hiromiです。
*神奈川の端っこに住んでいます。

*ふたりの男の子のおかあちゃんです。

*時々出張カメラマンに変身します。

*こどもの写真(我が子に限らず)を撮ってる時が一番楽しいです。

*イキイキしたこども&家族写真を青空の下で撮り、絵本のようなミニアルバムにしませんか♪

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「キュア」を読んで
kyua

田口ランディさんの「キュア」を友人から勧められました。友人は「一日で一気に読んでしまった」と言っていたけれど、私はそんなに読むのは早くないし、結構本の厚みもあったのですが、結局同じように一気に読み終えてしまいました。

 本の内容についてここで書く事は避けようと思うのですが、読み終えて感じた事をちょこっと書いてみようかと思います。
 まずお義父さんが亡くなる前の事と、自分が妊娠出産する時の事を思い出しました。お義父さんは入院していましたが、亡くなる一週間くらい前までは元気そうに見え、差し入れたサンドイッチを「辛子が利いて無いなぁ〜」などと冗談を言いながら食べてくれたものでした。具合が悪く寝たきりの状態だったのは、多分5日間くらいだったと思います。(その時はまだ結婚していませんでした。)

 お義父さんがいつ言ったのかは定かではありませんが、「家に帰りたい」と願っていたそうです。お義父さんは亡くなる3日くらい前には、いつものお義父さんの表情では無くなってしまい、お義母さんも「お父さんが可哀想だから、もう面会はよそうね」って言ったのを覚えています。私は初めて身近な人が弱ってゆく姿を目の当たりにして、ものすごくショックでした。

 お義父さんは病院で過ごしたけれど、最後の5日間位を除いては意識もはっきりとしていたし、私から見てお義父さんらしく過ごせていたような気がします。ですが、もしもその5日間が、例えば自分の場合で、何ヶ月、何年と続いたらと考えると、もう自分では無くなってしまっているのに(意識はないのに)たくさんの管を通されて、臓器だけが生かされているような状態は、自分は嫌だなと思いました。

 今は病院で産まれて、病院で死ぬのが当たり前かもしれません。でも私は、長男を産んだ時に、もう病院で産むのは嫌だと思いました。予定日が過ぎたからと、「陣痛促進剤を打って、希望日に計画分娩出来ますよ」とか、「羊水の検査をしましょう」「子宮口を広げる薬や注射を打ちましょう」と言う。
 「私は出来るだけ自然に任せて産みたいのです!」そう伝えて受けたくない検査や薬はできるだけしない方向にしてもらいましたが、他にそんなことを言う妊婦さんはあまりいなかったようです。また出産時の冷たーい分娩台の不自然な姿勢にはどうにも我慢が出来ませんでした。

 2人目の妊娠が分かった時には、迷わず助産婦さんに相談に行きました。抗アレルギー剤を服用していた時期と妊娠が重なってしまったので、障害のあるこどもが産まれたらどうしようという不安もありましたが、「天の神様にお任せしましょう」という言葉と、「大丈夫、お母さんにぜんそくがあっても、元気な子はたくさん産まれていますよ」と声をかけてもらい、覚悟と勇気が持てたような気がします。

 病院で産むから完璧なお産が出来るわけではなく、普段からの心がけ(食事や運動など)がとても大切なのだと思います。なぜか病院だと受け身になってしまい、結果が悪いと全て病院や先生のせいにしてしまいたくなりませんか?

 助産婦さんにお願いした事で、義母や義妹には出産を手伝わせてしまう事となり、夜中にとても迷惑をかけてしまいましたが、月や大潮を意識しながら出産の日を待ち、陣痛や分娩時にも自由に行動する事ができて、私にとってはとても自然で満足のゆくものとなりました。

 昔は皆自宅で産まれ、自宅で死を迎えたんですよね。「キュア」は、病院との関わり方や、死という事について考える良いきっかけになると思います。また、難しい事ばかり並べてしまいましたが、本自体はとても面白く、ぐいぐい引き込まれて行きます。

「この世界で死んでも、この世に産まれて来たときのように、暗いトンネルの先には次の世界での生が待っているんだよ。だから死ぬ事はちっとも怖くないんだよ」そういった内容の事がこの本の最後の方に書かれています。自分や周りの人が不幸に遭ってしまった時、この言葉を思い出そうと思っています。
長文におつきあいくださりありがとうございました。



 

本&映画&CDなど | 【2008-03-06(Thu) 16:21:56】 | Trackback:(0) | Comments:(4)
コメント

病院とのかかわり方はとても難しいですね。
”死”はツライけれど、何度かの”死”を経験したことで、決して”死”から目を背けてはいけない、と思う様になりました。
病院にかかわる医者も、同じ人間であるという事を一番に認識しないといけないのかもしれない。
結局は人と人とがかかわって、”死”というものがオトヅレル。
誰と、”死”を迎えたいと思うのか、なのかな...?
きっと一生答えは出ないで悩み続ける事と思う。
そしてその度に、沢山後悔して、悔やんでいくと思う。
だけどそれでも悩んでいこうと思います。

あの本、もしよかったら、ご友人で読みたい方がいらっしゃったら回し読みして下さい。
本棚に眠らせておくよりは、多くの方に読んでいただきたいな、と思っています。
2008-03-07 金 11:43:14 | URL | りん #- [ 編集]

この世界で死んでも、この世に産まれて来たときのように、暗いトンネルの先には次の世界での生が待っているんだよ。だから死ぬ事はちっとも怖くないんだよ
かぁ〜。最近ちょっと考えていたので
わかってはいるけれど、救われる一言です。
死ぬことが怖いんじゃなくて、本当に死んでしまうんだという、無くすことが人は怖いんだと思います。
寂しいもの。
だから生まれてくることは楽しいw

それはそうと。陣痛促進剤で予定日に産むなんて
不自然ですね。
2008-03-08 土 18:17:20 | URL | yukio #- [ 編集]
りんさん、本を貸してくれてありがとう。読んで本当に良かったよ。
それから、りんさんのお言葉に甘えて、キュアを読みたい方がいらしたらお貸しいたします。コメント欄か左欄にあるメールフォームから、ご連絡下さいね。
2008-03-09 日 06:55:20 | URL | hiromi #- [ 編集]
yukioさんは職業上、生と死に深く関わっていらっしゃるから、わたしなんかよりもっと感じるものがあり、それを上手く言葉にする事が出来ると思うのですが、それが出来ない自分がなんとももどかしいです。

「無くす事が怖い」そうなのかもしれませんね。

2008-03-09 日 07:08:31 | URL | hiromi #- [ 編集]
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